LightTPD for Windows インストールメモ

2014.1更新 / 2011.5

○LightTPD for Windows のインストールメモ・暫定版 (2011.5初版)

■環境

OS: Windows 8.1 64bit / CPU: intel Celeron G1820
Perl: Active Perl v5.16.3
httpd: LightTPD for Windows - With OpenSSL support Version 1.4.32-1 (SSL)

■zip形式のバイナリ入手

http://lighttpd.dtech.hu/ から Windows 用の実行ファイルを入手。
ダウンロードするのは ZIP-Package (Without Setup) でOK

※ Version 1.4.32 用に情報を更新しました。(2014.1付記) 以前のものはここ

■起動テスト

1.入手したZIPを適当な場所に展開する
2.LightTPD.exe を実行する(LightTPD.exeをダブルクリック)
3.DOS窓(コマンドプロンプト)が開くので、その中に server started が表示されることを確認
4.DOS窓はそのままにして http://127.0.0.1/ にブラウザでアクセスして テストページ が見えれば初動確認終了
5.DOS窓にてCTRL+Cで終了シグナルを送り、stopのメッセージを確認してからDOS窓を閉じる

■ホームパスの指定とCGIの設定

1. conf/(フォルダ)の中にある lighttpd.conf をメモ帳などで開き、編集する。(以下は編集例)
(念のため lighttpd.conf ファイルはバックアップを取っておくとよい)

2. server.document-root = "HTDOCS/" の右辺を
表示したいホームページのデータがおいてあるパス(例: "D:/homepage/")に変更する。

3. server.modules の項の
# "mod_cgi",
部分の先頭の#を消す

4. cgi.assign の項を
".php" => "D:/PHP/php-cgi.exe",
".pl" => "D:/Perl/bin/perl.exe",
".cgi" => "D:/Perl/bin/perl.exe"
などとインストールされているperlやphpの実行ファイルを指すように設定する。

□PHPインストールメモ

※PHPを入れない人は次の項目に飛んでください

1.こちらなどから、zipファイルを入手し、適当な場所に展開する(例:D:\php)。 どちらでもよいと思うが、迷ったら Non Thread Safe の方を入手。(以下PHP5.5.8にて確認)

2.DOS窓を別途開き、D:\php\php -i などを実行して php の動作を確認。 「コンピュータに XXXXXX.dll がないため、プログラムを開始できません。」のようなエラーが出たら 「XXXXXX.dll」をネット検索して Visual Studio のランタイムをインストールする。

3. D:\php\php.ini-production を php.ini にリネームして最低以下の部分を設定する。
date.timezoneを設定 (例:date.timezone = Asia/Tokyo)
extension_dir で php_mbstring.dll の置いてある場所を指定 (例:extension_dir = "D:\php\ext")
;extension=php_mbstring.dll をコメントイン (先頭の ; を消す)
;mbstring.language = Japanese をコメントイン (同上)

4.再度DOS窓で D:\php\php -i などと実行してみて、エラーが出なければphpのインストールは完了。

5.cgi.assign の項を適当に設定する。

■再起動してCGIの動作をチェック

LightTPD.exeを実行し、http://127.0.0.1/ にアクセスしてみましょう。(index.html ファイルを各自作成し D:\homepage\ に置いておく)
index.htmlが正常に表示されることを確認したら、次に.cgiファイルやphpファイル(各自で用意)にアクセスしてCGIが正常に動けば基本設定は完了です。

なおエラーがあるとDOS窓にエラーの内容が表示されるので、エラーがなくなるまで調整してください。

■サービスとして登録

このままではDOS窓を閉じるとプログラムも止まってしまうため不便です。サービスモードで起動したいですね。

1. DOS窓で CTRL+C を押して Lighttpd を一旦停止する
2. アクセスログが不要な人は、conf/の service.conf を開き、server.errorlog と accesslog.filename の行の頭に # を書いて無効にしておく
3. service/に移動して Service-Install.exe を起動し、質問にYと答えればサービスとして起動できます
4. http://127.0.0.1/ にアクセスしてページが見えれば成功です

サービスに登録しておくと Windowsの起動と同時に Lighttpd も自動的に起動するので便利です。 自動起動しないようにするには、コントロールパネルの「管理ツール」にある「サービス」の中で調整できます。

なおサービスからも削除するには Service-Remove.exe を実行します。

(以上)

■感想

いままではAN HTTPDを使用。もともと負荷の大きなページはないですが、表示が速くなった気がする・・・
mod_rewrite等、apacheに近いこともできますし、結論としては大変満足。