LightTPD for Windows インストールメモ

2011.5

○LightTPD for Windows のインストールメモ・暫定版 (2011.5)

■環境

OS: Windows XP Professional SP3 / CPU: AMD PhenomⅡ X4 905e
Perl: Active Perl v5.10.1
httpd: LightTPD for Windows - With OpenSSL support Version 1.4.28-1 (SSL)

■zip形式のバイナリ入手

http://thinkit.co.jp/article/119/1?page=0,0 を参考に
http://en.wlmp-project.net/downloads.php?cat=lighty からWindowsバイナリを入手。
ダウンロードするのは ZIP-Package (Without Setup) でOK

※ Version 1.4.30 からパッケージの構成が変わり、以下の手順ではできないようです。(2012.5付記)

1.4.30の場合は、「起動テスト」の前に htdocs/ にある index.php を削除し、index.html を作り、その中に適当な文字(例:abc)を書く。
次に、TestMode.bat の代わりに LightTPD.exe を実行して、開いたDOS窓の中に server started が表示されればOK。
DOS窓はそのままにして http://127.0.0.1/ にブラウザでアクセスして、abcという文字が見えれば動作確認完了。あとはたぶん一緒。

■起動テスト

1.入手したバイナリを適当な場所に展開する
2.TestMode.bat を実行する(TestMode.batをダブルクリック)
3.DOS窓(コマンドプロンプト)が開くので、その中に server started が表示されればOK
4.DOS窓はそのままにして http://127.0.0.1/ にブラウザでアクセスして テストページ が見えれば初動確認終了
5.DOS窓にてCTRL+Cで終了シグナルを送り、stopのメッセージを確認してからDOS窓を閉じる

■ホームパスの指定とCGIの設定

1. conf/(フォルダ)の中にある lighttpd-inc.conf をメモ帳などで開き、以下、それを編集する。
(念のため lighttpd-inc.conf ファイルはバックアップを取っておくとよい)

2. server.document-root = "HTDOCS/" の右辺を
表示したいホームページのデータがおいてあるパス(例: "C:/homepage/")に変更する

3. server.modules の項の
# "mod_cgi",
# "mod_fastcgi",    (必要な人は)
部分の先頭の#を消す

4. cgi.assign の項を
".php" => "C:/PHP/php-cgi.exe",
".pl" => "C:/Perl/bin/perl.exe",
".cgi" => "C:/Perl/bin/perl.exe"
などとインストールされているperlやphpの実行ファイルを指すように変更する

■FAST CGIのインストール(必要な人は)

新たにDOS窓を開き、http://www.kozupon.com/lighttpd/ を参考に、

C:\Documents and Settings\yourname> perl -MCPAN -e shell
(~CPANの応答メッセージ~)
cpan> install FCGI
cpan> install CGI::Fast
cpan> quit

を順次実行。完了したらこのDOS窓は閉じる。

■再起動してCGIの動作をチェック

TestMode.batを実行し、http://127.0.0.1/ にアクセスしてみましょう。
"C:/homepage/"にあるページが表示されることを確認し、次に.cgiファイル(各自用意)にアクセスしてCGIが正常に動けば基本設定は完了です。

■サービスとして登録

このままではDOS窓を閉じるとプログラムも止まってしまうため不便です。サービスモードで起動したいですね。

1. DOS窓で CTRL+C を押して Lighttpd を一旦停止する
2. アクセスログが不要な人は、conf/のlighttpd-srv.conf を開き、server.errorlog と accesslog.filename の行の頭に # を書いて無効にしておく
3. bin/に移動して Service-Install.exe を起動し、質問にYと答えればサービスとして起動できます
4. http://127.0.0.1/ にアクセスしてページが見えれば成功です

停止するには、Service-Remove.exe を実行するか、コントロールパネルの「管理ツール」にある「サービス」にてLighttpdを停止できます。 サービスから削除しなければ、Windowsの起動と同時に Lighttpd も自動的に起動するので、常用する人は後者の方法がいいでしょう。

(以上)

■感想

いままではAN HTTPDを使用。もともと負荷の大きなページはないですが、表示が速くなった気がする・・・
mod_rewrite等、apacheに近いこともできますし、結論としては大変満足。