Flash Air をステーションモードで起動する方法、および(必要な人は)DHCPではなくIPを固定する方法を記します。
ここで説明する「ステーションモード」とは、いわゆる子機モードのことです。
ブロードバンドルータなどの無線LAN親機に、FlashAirをその子機として接続させます。PCとFlashAirは、その親機を経由して交信する形になります。
行う作業は、パソコンに接続されたカードリーダにFlashAirを差し込んで、SD_WLAN フォルダ内の CONFIG ファイルをテキストエディタで編集するだけです。
(このとき SD_WLAN は隠しフォルダになっているので、Windowsのフォルダオプション等で見えるように設定してください)
【動作確認環境】 Windows 8.1 / FinePix F40fd / Flash Air(W-03)
★重要な項目は、APPMODE、APPNETWORKKEY、APPSSIDの3つのキーです。
「親機の暗号鍵」「親機のSSID」の値は、無線LAN親機の管理画面のどこかに書かれているので見つけておいてください。
[Vendor] CIPATH=/DCIM/100__TSB/FA000001.JPG APPMODE=4 APPNETWORKKEY=******** VERSION=XXXXXXXX3.00.00 CID=xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx PRODUCT=FlashAir VENDOR=TOSHIBA
これを以下のように書き換えます。足りない項目はテキストエディタで手動で追加してください。(説明部分はすべて削ってください)
[Vendor] CIPATH=/DCIM/100__TSB/FA000001.JPG APPMODE=5 ←ステーションモードを指定(4を5に変更する) APPNETWORKKEY=親機の暗号鍵 ←無線LAN親機の暗号鍵 VERSION=XXXXXXXX3.00.00 CID=xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx PRODUCT=FlashAir VENDOR=TOSHIBA APPSSID=親機のSSID ←無線LAN親機のSSID LOCK=1 ←ここは必ず 1 にする。 WEBDAV=1 TIMEZONE=36 APPAUTOTIME=300000 MASTERCODE=xyzxyzxyz ←config.cgi経由で設定を変えられるようにパスワードを設定する(例) ---- ここから4行はIP固定の方法(必要な人のみ) DHCP_Enabled=NO ←DHCPをNOにする IP_Address=192.168.11.11 ←希望する固定IP(例) Subnet_Mask=255.255.255.0 ←サブネットマスク(例) Default_Gateway=192.168.11.1 ←ゲートウェイ(例)
DHCPを使わずIPを固定する利点
→ http://flashair/ で接続しにくいような環境でも、IPアドレスで接続できる。例:http://192.168.11.11/
CONFIG ... CONFIGファイルの各項目の説明
APIガイド